週刊文春 電子版

「棋士の『勝負メシ』」|杉本昌隆

師匠はつらいよ 第27回

杉本 昌隆

連載

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 このエッセーが読者のお手元に届くのが10月28日。この日は藤井聡太三冠の王位就位式予定日である。きっと私もソワソワしていることだろう。

 現在、タイトル戦の竜王戦七番勝負を2局終えた藤井三冠。大きな勝負の真っ最中だが、お祝いの就位式でリラックスして英気を養ってくれればと思う。

 タイトル戦といえば、藤井三冠の対局日のテレビでは頻繁に「勝負メシ」、つまり対局中の食事の話題が取り上げられている。

 なぜ将棋とメシなのか? それは動きがやや乏しく、ひと昔前は相性が悪いと言われた将棋とテレビの潤滑油の役割もあるのだろうか。今の将棋ファンに女性や主婦層が多いことも関係ありそうだ。

「藤井三冠の今日のお昼ご飯はどうでしょう?」

「うーん、将棋の局面が難解なので、麺類で手早く済ませる意味でしょうね」

 情報番組「ミヤネ屋」での私。最近は将棋よりご飯の解説の反響が大きいようで、ちょっと複雑である。

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source : 週刊文春 2021年11月4日号

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