「何でだよ!」
スリムクラブのツッコミを担う内間(うちま)政成は、やや切れ気味にツッコんだ。ステージ上、コントの最中のことだ。内間のツッコミで、せっかくボケで起きた笑いがすっと引く。そんなことが何度か繰り返された。

負のループに業を煮やしたボケ役の真栄田(まえだ)賢は、左側にいた内間の肩を右手で強くつかんだ。身長183センチでいかにも屈強そうな真栄田の声は喉を潰したミュージシャンのように嗄れている。
「もういい! ツッコまなくていい! 何もしなくていいから」
内間も身長180センチと長身だが、真栄田とは対照的にいかにも頼りなげで、ひょろりとしている。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
すべての記事が読み放題
月額プランは初月100円
既に有料会員の方はログインして続きを読む
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 音声・動画番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2022年3月31日号