週刊文春は3週にわたり、細田博之衆院議長の女性記者らへのセクハラの様子を詳報。細田氏の言動を記録した「電子データ」の存在や、執拗に自宅に誘われた女性記者の証言などを報じてきた。
しかし、細田衆院議長はこうした報道を「事実無根」と主張しながら、小誌の質問状には3週連続で一切回答をせず、国会の場でも詳しい説明を避け続けている。細田氏とは一体、どんな政治家なのか。本当にセクハラ疑惑は「事実無根」なのか――。これまで報じてきた記事をもとに、「セクハラ疑惑」の真相に迫ります。
セクハラだけじゃない 細田衆院議長が「違法買収」証拠文書
“選挙博士”と呼ばれる細田博之衆院議長。
その細田氏が、昨年の衆院選で地元議員らを買収していた。
公選法違反の証拠は、公文書にしっかり残っていた――。
「誰も実名で話さないだろ」細田セクハラ議長 女性記者に「圧力電話」
小誌が先週号で報じたのは、細田議長のセクハラ発言が記録された「電子データ」の存在、そして多数の女性記者らの告発だった。だが、記事の内容を知った細田氏は“ある行動”に出る。沈黙を守ってきた大手メディアも ――。
細田衆院議長のセクハラ問題でわからないこと
細田議長の主張は事実無根。こうなれば、解釈の問題ではなく、100かゼロかの話になります。嘘をついているのは、「週刊文春」なのか、細田議長なのか。
「うちに来て」細田衆院議長の嘘を暴く「セクハラ記録」
「全く事実と違います」。先週号の“セクハラ報道”に対し、議運の場でそう述べた細田博之議長。だが、小誌に届いたのは、三権の長に対する女性記者たちからの相次ぐ告発だった。そして、細田氏の発言を覆す物証が――。
細田博之議長 女性記者に深夜に「今から家に来ないか」
「議長になっても、毎月もらう歳費は100万円しかない」
5月10日、自民党議員の政治資金パーティでこう発言した細田博之衆院議長(78)。だが、“問題発言”はこれだけではなく……。
source : 週刊文春