当時まだ珍しかった3人の子を持つ未婚の母として新しい女性の生き方を模索した桐島洋子さん。その長女・かれんさんに幼少期の話を伺えば、お母様の仰天エピソードが出るわ出るわ。驚愕と爆笑に包まれた対談をご覧あれ。
(きりしまかれん モデル。1964年生まれ。神奈川県出身。モデル、女優、歌手として活躍。2002年ライフクラフトブランド「ハウス オブ ロータス」を立ち上げ、クリエイティブディレクターに就任。今年6月に母・桐島洋子、妹弟の桐島ノエル、桐島ローランドとの共著『ペガサスの記憶』を上梓。)
阿川 お母様の桐島洋子さんには1997年にこの対談に出ていただきました。今回出された自叙伝、『ペガサスの記憶』のあとがきを読んで、お母様の認知症のことを知りました。
桐島 2014年にアルツハイマー型認知症と診断されたんです。この本は「本の窓」という月刊誌で母が連載したものをまとめているんですが、連載がスタートしたのは16年で。
阿川 認知症になられたあとに!? 書くことは問題なく続けてらっしゃったんですか?
桐島 認知症の初期の頃は大丈夫だったんです。物を書くことは体に染みついているみたいで。でも突然「書けない」と急に筆を折ってしまって、18年に突如連載は終わりました。
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source : 週刊文春 2022年8月4日号