日本を代表する自動車メーカー「ダイハツ工業」で昨年12月、過去30年以上にわたって組織的不正が行われていたことが発覚し、自動車業界のみならず、日本経済に衝撃を与えた。
“ダイハツショック”の裏側で何があったのか。「週刊文春電子版」はこれまで4回にわたって「《深層レポート》ダイハツ『不正30年』の病根」と題するレポートを配信。前回の#4では、実際に不正の現場に立ち会ったこともあるという設計部門の現役管理職A氏の証言を基に、不正の温床となる組織文化や、今回問題視されている開発部門の実態などを報じた。
だが、言うまでもなく、不正が続いてきた原因は現場だけにあるはずもない。
「今回の問題の責任はダイハツの経営陣にこそある」
こう指摘するのは、A氏と同じく現役の管理職であるB氏だ。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル