アメリカでシェアトップを誇る老舗オートバイメーカー「ハーレーダビッドソン」。熱狂的なファンが多いことで知られる同社ですが、日本のディーラーではわずか1年で全店舗の1割が閉店するなど、いま問題が相次いでいます。一体何が起きているのか。「週刊文春電子版」でしか読めないオリジナル記事をまとめました。

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《120周年だから目標は前年比120%》米オートバイ「ハーレーダビッドソン」の国内ディーラーが団結して決起!「数千万円、数億円の負債を抱える店舗もある」と悲痛告発

 

「こんなノルマは成熟した市場の状況を考えれば絶対に達成できるはずがありません。店舗の数を減らすため、意図的に潰しにかかっているのは明らか。“ディーラーいじめ”だと思っています」

 

 こう憤るのは、世界的な人気を誇るアメリカのオートバイメーカー「ハーレーダビッドソン」の日本法人と正規ディーラー契約を締結しているディーラーの店長Aさんだ。

 

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《わずか1年で全店舗の1割が閉店》米オートバイ「ハーレーダビッドソン」国内ディーラーで今何が起きているのか? ディーラー経営者が悲痛告発「配車方法の“改悪”で追い詰められ…もう限界です」

 

「昨年、週刊文春が“ディーラーいじめ”を報じて以降も、状況は改善するどころか悪化しています。本部は“暴走”しています。私たちディーラーを追い詰めるようなことばかりをしてくる。もう限界です」

 

 こう憤るのは、昨年、設立120周年を迎えた世界的な人気を誇るアメリカのオートバイメーカー「ハーレーダビッドソン」の日本法人と正規ディーラー契約を結ぶディーラーの店長A氏だ。

 

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米オートバイ「ハーレーダビッドソン」有名元ディーラーオーナーが実名・顔出しで告発する“4500万円返金トラブル”「返金に応じなければ訴訟も」

 

「ハーレーダビッドソンジャパン(以下、HDJ)の横暴を報じた『週刊文春電子版』の記事を読んで思いました。『ああ、この企業の根幹にある体質は何一つ変わっていない』と。全国でディーラーを営む方々のためにも、全てを明かすことにしました。私は、あの会社に約4500万円を貸して、20年以上返ってきていないのです」

 

 実名・顔出しでこう告発するのは、アメリカのオートバイメーカー「ハーレーダビッドソン」のディーラーの元オーナー・西本光春氏(67)だ。

 

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「ハーレーダビッドソン」日本国内ディーラーで“禁止行為”横行でアジアパシフィック本社が調査に乗り出していた

 

「現在のハーレーダビッドソンジャパン(HDJ)をめぐる歪な状況に疑念を抱いた“アジア本社”がついに本格的な調査に乗り出しました」


 こう打ち明けるのは、HDJの関係者である。

 

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米オートバイ「ハーレーダビッドソンジャパン」ディーラーの告発を受けて公正取引委員会が調査を開始《告発者は独占禁止法違反を主張》 浮上した「3つの問題点」とは

 

「あまりに多くのディーラーオーナー(経営者)が“通報”していることもあり、ついに公正取引委員会が調査に乗り出しました」

 

 こう語るのは、アメリカのオートバイメーカー「ハーレーダビッドソン」の日本法人、「ハーレーダビッドソンジャパン(HDJ)」と正規ディーラー契約を結ぶディーラーで店長を務めるA氏だ。

 

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source : 週刊文春