円安由来のインバウンドで、最近はどこに行っても外国人観光客でいっぱいだ。先日訪れた京都もあまりの人の多さ、というより耳に入ってくる外国語の豊かさに思わず面食らったと共に、4年間住んでいたはずのその土地がまるで知らない場所のように見えてちょっとドキッとした。たとえ宇宙人が紛れていたとしても、きっと気づけやしないだろう。いや、もしかしたらもう観光客として遊びに来ているのかもしれない、『COSMOS』で描かれる世界のように。
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source : 週刊文春 2024年6月13日号