8月14日、突如として総裁選「不出馬」の表明を行った岸田文雄首相。通算在職日数は戦後の首相の中で歴代8位、約3年にわたる政権運営は、はたしてどのようなものだったのか。この1年で週刊文春が報じた「政権末期」の内実を振り返る。
岸田文雄“禁断のオフメモ”「俺と金正恩で決める」「安倍演説と違うだろ」
「一体、何を考えているか分からない」。永田町や霞が関から聞こえてくるのは、岸田首相に対する嘆き節だ。そんな首相が水面下で洩らしてきた肉声を徹底解析すると、最高権力者としての恐るべき実像が浮き彫りになった。
《安倍派座長》塩谷立(74)怒りの激白「岸田自民党は異様だ」
自民党派閥の裏金事件で、離党勧告処分を下された安倍派(清和会)座長の塩谷立元文科相(74)。小誌の取材に明かしたのは、岸田文雄首相の想像を超えた自己保身ぶりだった。
「岸田首相vs茂木幹事長」国民無視の“最終戦争”
3月2日、異例の土曜国会が開かれ、2024年度予算案が衆院を通過した。その前日、岸田文雄首相(66)は電話を切ると、怒りを爆発させた。
「アイツは俺を引きずり下ろそうとしている」
岸田氏から“アイツ”呼ばわりされた相手とは――。
宏池会「25億円」を牛耳る岸田“派閥解散”の噓 事務局長が初告白「法律では私に責任が…」
「高光の榭(うてな)に休息し、以(もっ)て宏池に臨む」。宏池会の由来は後漢の碩学・馬融の句で、余裕綽々たる姿勢を意味するという。会計責任者が立件されると報道され、果たして岸田首相が選んだ道は唐突な“派閥解散”宣言だった。
岸田首相“最凶人事” 神田憲次財務副大臣は税金滞納の常習犯だ!《恫喝音声も》
一体、どこが適材適所の人事なのか。文科政務官、法務副大臣に続き、新たにトンデモ副大臣の存在が発覚した。“増税メガネ”と呼ばれる岸田首相から経済政策を委ねられたこの男。次から次へと「税」を巡る疑惑が――。
岸田ピンボケ首相にNO! 翔太郎&裕子夫人 広島“セレブ世襲行脚”を暴く
唐突に「所得減税」を掲げた岸田首相に対し、党中枢からも痛烈批判が飛び出した。さらに、政務官、副大臣が連続辞任し、閣僚には新たな疑惑が発覚。その一方で、表舞台から姿を消した長男・翔太郎氏は地元で着々と――。
「所得減税には根拠がない」岸田増税メガネを“首相にふさわしい人1位”が喝破
「増税メガネ」と呼ばれたくない――。その一心で、所得税減税に飛びついた岸田首相。バレバレの思惑はあっさり見破られ、国民の怒りは沸点に達しようとしている。レームダックと化した岸田政権はどこに向かうのか。
source : 週刊文春