3月27日午前9時半ごろ。
目に力がなくやや憔悴気味の兵庫県西播磨県民局長X氏が、兵庫県庁の副知事室の前に立っていた。なぜ呼び出されたのか理解できていない様子だったが、職員の一人が持っていた盆の上に辞令が乗っていたのを見ると驚いて声を上げる。
「今日、辞令が出るのか!? 弁明の機会はないのか」
そして入室すると、片山安孝副知事から辞令を交付されたのだった。
「本日付で、西播磨県民局長の任を解き、総務部付を命ずる。今日中に西播磨県民局長室を片付け、早急に官舎から転居すること」
小誌はこの現場に居合わせたわけではない。ただ、この様子を詳細に記したメモと音声を入手したのだ。(音声はこちらの記事で公開中)
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source : 週刊文春