社長が「クイーンのファン」で社員が「ボヘミアン・ラプソディー」見させられる会社って……

いま必要なのはデーモン小暮閣下？

　しかしあれもこれも、善意でやってるのに違いないのである。興味のない、とっかかりのない人にも楽しんでもらおうという一心の。ファンが何を言ってもこういうのが続くところをみると、一定の効果もあるんだろうきっと。でも、ファンの裾野を広げてる気もしないが……。

　そんな時、濃いファンもゆきずり視聴者も満足させるテレビコメンテーターは、相撲中継におけるデーモン小暮閣下ではなかろうか。

　幼児にもわかる視認性、ちゃんと相撲を好きで知識もある、さらに聞かせるしゃべりとサービス精神。見た目で引きつけ解説は正統かつ面白い。これが必要な人材だ！

　実はクイーンのクロ現、デーモン閣下も出ていて、ロッカーであるがクイーンはあまり守備範囲でなさそうで、相撲のような面白くてマニアなトークもできていなくて（たかみなよりは大マシではあったが）、閣下にこういうのを全て任すというのも安易であるとよくわかった。

　各ジャンルで「閣下的」な人の育成が急務だ。魚介界ではさかなクンがいるのだが、他ジャンルはお留守状態。我こそはというマニアなタレント諸氏の奮起に期待する。

▼『クローズアップ現代＋』
NHK総合　月～木　22：00～22：25
http://www.nhk.or.jp/gendai/

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