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「アマチュアおじさん」は「保守おじさん」につながる

鹿島 情が厚いと言う意味で、「保守おじさん」にもちょっとつながりますね。

鈴木 そう、昔ながらの自民党おじさんに近いというか、二階(俊博)さんタイプなんですよ(笑)。

鹿島 僕は今年も、やっぱり政治家おじさんを見るのが大好きでした。最近ちょっとほっとしたのが、ナベツネさんの死亡説がデマだと分かってね。

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おぐら マスコミ各社が騒然としてましたね。

鹿島 もうネタにできなくなるのかなと思ったらしっかりと否定されて。ちょっとほっとしたんですが、相変わらずナベツネ節は健在で。「死亡説が流されたから来たんだよ」って自ら原監督の野球殿堂入りを祝うパーティーに出てきたんです(笑)。やっぱりナベツネさんは、半径5メートル以内の人の心をつかんでる。その範囲内の人たちにとってみれば面白いし好かれるんだろうけど。二階さんも重病説が出ていて心配しましたが、12月下旬には出てきましたね。

鈴木 出てきてましたね。梅宮辰夫さんは『ダウンタウンDX』に出演して「誰も引退するなんて言ってないよ」って。みんな生きてるアピールするんですよね(笑)。

おぐら ナベツネは92歳、梅宮さんは80歳。二階さんは79歳。本当に元気ですね。

「パソコン打たない」おじさんが大臣に

鹿島 ただ、二階さんは相変わらず党幹事長でパワーが強いから、そのおかげで派閥を無理やり大きくして、よくわからない人も入れちゃった。だから桜田(義孝)さんみたいな人が大臣になっちゃうんですよね(笑)。

おぐら いまや桜田さん個人の問題じゃなくなってます。二階派にいるから安倍さんが気を遣って、閣僚入りしたっていうことですよね?

鹿島 二階派には、ああいう物件多いんですよ。今年のはじめにも江崎(鉄磨)さんという人が体調不良を理由に沖縄・北方担当大臣を辞任しているんですが、本人は当選回数7回の超ベテランで、大臣にもなりたくなかったみたいなんですよ。でも二階さんのパワーが強すぎて安倍さんが「江崎さんどうですか」と。

おぐら なりたくもないのに大臣になっちゃうって相当ですね。

鹿島 まあ、桜田さんレベルの人に関しては質問の仕方も大切ですよね。「従業員や秘書に指示してやってきたので、自分でパソコンを打つことはない」というところまで引き出すのは良かったんですけど、スマホについて尋ねると「一日何回も使っている。心配ない」とか「極めて便利」とか。ポケットからスマホを出しただけで、歓声が上がって(笑)。

おぐら 結局うやむやになっちゃう。USBポートについては「存在は承知している」って言ってました。

 

大嶋 海外でもABEよりSAKURADAの名前が報じられているという記事を読みましたけど、パソコンを使わないって最強のサイバー対策ですよね。

おぐら 世界各国でファーウェイの情報漏えいが懸念されているなか、日本の大臣に対してはハッキングのしようがない。

大嶋 アナログすぎて、新年の挨拶もメールじゃなくて年賀状のタイプ。

鹿島 いかにツッコミが野暮かという話でもあるんです。要するに、ツッコミ側の真価が出ちゃうんですよ。下手なツッコミをする人って、どんどんとどめを刺しに行くじゃないですか。そうすると、見ている側は「もういいよ」ってなっちゃう。あれは僕、質問する側である野党のミスだと思います。だって最終的にポケットからスマホで「おぉ~」ってどよめくんだから。