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偶然か必然か 新外国人・レグナルトが歩んだ数奇な野球人生

文春野球コラム オープン戦2019

2019/03/14
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生活面の「アジャスト」も進行中

 148キロの速球に自慢のハンマーカーブ、スライダーの制球も上々だ。もちろん、生活面の「アジャスト」も進行中である。

 カープ坊やをデザインしたマンホールを写真に収め、インスタグラムにアップした。ハンマーの形のネクタイピンを着け、報道陣に話題も提供した。持ち物には、カタカナで名前を記入している。

 最も愛された外国人選手ブラッド・エルドレッドを生んだ球団である。この姿は、必ずやチームメイトやファンの共感を呼ぶはずである。その「愛された総量」は成功に直結することを我々は目にしてきた。

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「偶然なのか、必然なのかわからない。だから人生は面白い」。レグナルトの言葉である。本音だとすれば、彼は、偶然を必然に変える努力を極めてナチュラルに行っているということである。

 カープには、沢村賞左腕クリス・ジョンソンもいれば、ドミニカの新星ヘロニモ・フランスアや快速球のジョニー・ヘルウェグもいる。メジャー経験のある新外国人ケイシー・ローレンスも楽しみな存在だ。野手の外国人も含めて、一軍の「4枠」の争いは続く。

 この競争は、必然なのか、偶然なのか。もちろん、チーム日本一への必然と信じて、競争の3月を見つめたい。

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