「姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」。3月22日に国際基督教大学(ICU)を卒業された秋篠宮家の次女・佳子さま(24)は宮内記者会の質問に文書で回答を寄せて、眞子さま(27)と小室圭さん(27)の結婚延期についてこう綴られた。
一般人から“内親王の婚約内定者”となった小室圭さんや母・佳代さんに対しては警察が警備体制を敷いたが、2018年夏から自身は米国へ留学中。小室家のマンション前に設えられた簡易ポリスボックスは“塩漬け”状態だ。果たしていつまで設置されたままなのか。(取材・文/朝霞保人 皇室ジャーナリスト)
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結婚が実現して実家を出るか、あるいは破談となるまで
皇室の警備を担う警察庁の付属機関・皇宮警察本部の関係者が語る。
「設置しているのは神奈川県警察本部なので、あまり出過ぎたことは言えませんが、基本的には小室さんが『婚約内定者』や『婚約者』ではなくなるまでではないでしょうか。要するに、結婚が実現して実家を出るか、あるいは結婚が破談となるまでということです」
そもそも、警察官がボディーガードとして身辺警護に当たり、自宅に簡易ポリスボックスが置かれるのは、どういった場合なのだろうか。
「警護、警護と一般的には言われますが、実は警察内部では『警衛警護』と呼びます。簡単に言えば、天皇陛下や皇族方の警護だけは『警衛』という特別な呼び方をするのです。ですから、皇宮警察は『警衛』の専門組織ということになります。
このため仕事の中身は、基本的にはほとんど変わりませんが、ご皇室の身辺警護をする警察官は『SP(セキュリティーポリス)』とは呼びません」(同前)