松下恵さん

 美人で人当たりもいいのに、なぜか未婚のままアラフォーに突入――そんな女性の一人が女優の松下恵さんだ。

『アラフォーの挑戦 アメリカへ』は、松下さんが語学学校に留学し、日本的な価値観に囚われていた自分を発見していくドキュメンタリー映画だ。青山学院中等部時代から子役として活躍してきたが、

「仕事も中途半端でいまだに実家暮らし。海外に行く若者が減っていますが、アラフォー独身女性の留学は増えているそうです。日本では、親や周囲からのプレッシャーが強いですが、『僕も同じ悩みを抱えてます』と共感してくれる男性が多いのに驚きました」

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 松下さんの母は「お嫁さんにしたい女優No1」だった榊原るみさん。

母は「お嫁さんにしたい女優No1」の榊原るみさん ©アラフォーフィルム・パートナーズ

「母は私が昔付き合っていた人に『恵と結婚してくれたらアルマーニのスーツを買ってあげる』と迫ったり、ほとんど恐喝まがいのことをしていましたね(笑)」

 母の再婚相手であるすずきじゅんいち監督が今作のメガホンを取った。松下さんは現在、現代ビジネスで「アラフォー女優の告白」を連載中。常に人の顔色を窺っていた10代から摂食障害で苦しんだ経験を書き、話題を呼んでいる。彼女の「挑戦」は始まったばかりだ。

ゲイの夫婦にも話を聞いた ©アラフォーフィルム・パートナーズ

INFORMATION

『アラフォーの挑戦 アメリカへ』
4月6日より新宿K'sシネマほか全国順次公開
https://arafo37.com/