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親として、子育てに自信を失くしかねない場面も

 こうして振り返ってみると、秋篠宮邸での話し合いを受けて、小室氏が秋篠宮の忠告に、素早く対応していれば、事態は大きく違っていたのかもしれない。ここまで小室氏との結婚がこじれていることや秋篠宮の厳しい姿勢が明るみに出ることはなかった。もし、彼が、金銭トラブルを早く解決していれば、秋篠宮の評価は逆に高まったかもしれない。金銭トラブルを処理した後で、「国際弁護士を目指すため、海外留学したい」と言えば、あるいは秋篠宮は彼を祝福し、喜んで外国に送り出していたかも知れない。しかし、全ては逆だった。

1998年11月、秋篠宮さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 文春オンラインが先日行った眞子内親王の結婚についてのアンケートでは、「B.秋篠宮さまのお言葉のように、多くの国民が納得し、喜ぶ状況になるまで結婚は待つべきだ」と回答した読者が、全体の7割を超えたという。私は、このアンケート結果を秋篠宮夫妻はお喜びだと思う。親として時には子育てに自信を失くしかねない場面もあるかと思う。それだけに、この結果は、秋篠宮夫妻に勇気と希望を与えるのではないだろうか。

 今後、金銭トラブルが、仮に解決しても、秋篠宮が納采の儀を認めることは極めて難しい状況ではないだろうか。なぜならば、このアンケート結果が示すように、多くの国民は、小室氏が眞子内親王の結婚相手となることに、納得していないからだ。

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婚約内定記者会見での眞子さまと小室圭さん ©JMPA

 それにしても、眞子内親王が、本当にかわいそうである。本来なら昨年11月に結婚し、今ごろは、“小室眞子”として「温かく、居心地がよく、笑顔あふれる家庭」(婚約内定会見での眞子内親王の発言)を築いていたのかもしれない。しかし現在、結婚への見通しは立っていない。小室氏は、いつまで眞子内親王を振り回すつもりなのか。