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2019/06/03

genre : ニュース, 社会

雅子さま キャリアウーマン風スーツの原点

 1年前、2018年5月16日に雅子さまが15年ぶりに出席された全国赤十字大会は、美智子さまにとっては名誉総裁として最後の大会だった。美智子さまは壇上の中央で雅子さまの手をとられ、出席者に雅子さまを直々に紹介された。特にあの頃から、雅子さまは様々な場面で活動の幅を広げられていったように思う。

©日本赤十字社

 雅子さまは近頃の公務などで、病気療養に入られる前の90年代のものに近いデザインのスーツをお召しになっていることがあった。外務省で勤務されていた時代に着ていてもおかしくないようなキャリアウーマン風のものだ。

 さらに、平成から令和へとバトンが受け渡され、新しい時代を迎えたいま、雅子さまのお召し物を拝見していると、たとえばジャケットは襟つきのテーラード風のものを選ばれるなど、女性らしさのなかにもどこかにマニッシュな雰囲気を配されていることが多いように感じている。その際には、首元がすっきりとしたインナーをお召しになっていることが多いように思う。

「#通訳なし」がツイッターのトレンド入り

 令和初めての国賓として、アメリカのトランプ大統領とメラニア夫人が来日した。5月27日には、天皇皇后両陛下がトランプ大統領夫妻と皇居・宮殿「竹の間」で会見された。雅子さまは終始、通訳を介さず会話を続けられて、「#通訳なし」が一時、ツイッターのトレンド入りしていた。CNNは両陛下について「2人とも英語を話すことができる」と報道したという。雅子さまの「皇室外交」がいよいよ本格的にスタートしたと言えるだろう。雅子さまとメラニア夫人は、終始和やかな様子で声をあげて笑いあう場面もあった。

雅子さまとメラニア夫人 宮内庁提供

 雅子さまは、トランプ大統領夫妻の歓迎行事に、すべてホワイトを基調にしたお召し物で臨まれた。まず会見の場では、アイボリーのスーツを選ばれている。やさしげな色合いで、ジャケットにはタックが入っているためウエストにフレアを持たせたデザインとなっていて、やはり柔和な印象だった。パンプスはポインテッドトゥのタイプ。足元で全体を引き締められていた。お帽子には、ストライプがあしらわれていて素敵だった。

トランプ大統領夫妻と会見される天皇皇后両陛下 宮内庁提供