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「私、ゲームをやると人格が変わるんです」日本一のコスプレイヤー“えなこ”インタビュー

 大人気コスプレイヤーえなこが週刊文春シネマ特別号に初登場! 映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』(6月21日公開)の公式コスプレイヤーとして、世界が注目するクリエーター集団「アニマリアル」とのタッグで「原色コスプレ図鑑」の撮影に挑んだ。大人の色気を放つ、セミヌードを含むハイブリッドグラビアは彼女の中でも新境地となる表現。映画への期待とともに「もうひとつの顔」をのぞかせたスペシャルインタビュー。

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えなこ もし超能力が使えるなら、身体から炎を出したり、触らずに敵をバーンと攻撃してみたい。引っ越しのときなんかに、念動力で冷蔵庫を動かしたり、部屋の模様替えができたらどんなに楽しいだろうって思います(笑)。

――ほがらかな笑顔で“秘めた超能力願望”を口にしたえなこさん。日本1のコスプレイヤーとの呼び声高く、国内外のイベントでひっぱりだこの彼女は、変幻自在にさまざまなキャラクターになりきり、そのイメージに新しい魅力を加えてきた。今回、映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』の公式コスプレイヤーをつとめ、アニマリアル(写真や3DCG等を駆使し、様々なマンガ・アニメの“実写アート”化を手がけるクリエーター集団)とのタッグでハイブリッドなグラビア撮影に挑んだ。


グラビア撮影の風景

――キュートな少女性の強い彼女が見せた、ほの暗く美しい大人の色香――映画の主人公ジーン・グレイのように、ダークな一面が浮上することはあるのだろうか。

えなこ 私、ゲームをやると人格が変わるってよく言われるんです。普段はおとなしくて、あまり人としゃべらないんですが、ゲーム中は攻撃的になるようです。暴言を吐いたり、チェッとか舌打ちしたりして(笑)。そんなに自覚はないんですけど。日頃あまり感情を表に出すことがないぶん、攻撃性を出せるとちょっと清々しいかも。

――アグレッシブな一面をのぞかせるえなこさんだが、もともとはコンプレックスの塊で、悩みながら活動をしてきたという。コスプレ歴はもう10年以上に及ぶ。

えなこ 学校で一時期いじめられてたことがあって、友達関係に悩んでました。私は中学生のときにコスプレを始めて、高校生の頃にはけっこう写真がネットに上がっていたので、その頃から――今でもですけど――、すごくひどく書かれるんですよ。当時は今より10キロくらい太っていたんですが、ダイエットをしても『まだ太ってる』って言われたり、逆に『痩せすぎ』ってバカにされたり……女の子だからやっぱり容姿のことを言われると傷つくんですよね。高校の頃にすごく悩んでいたのは歯並び。器具をつけて矯正してたんですが、『気持ち悪い』って匿名でコメントされたりして、ひどく落ち込みました。


グラビア撮影の風景

――他にも、目が小さい、丸顔、髪の量が多い……挙げたらきりがないくらいのコンプレックスを抱えていた。だが、彼女は乗り越えてきた。