磯野貴理子が突然“大事な友だち”になる不思議……
これまたフジテレビ『はやく起きた朝は』で、番組中に突然離婚を発表した磯野貴理子。仲良しの森尾由美と松居直美と他愛もないおしゃべりを繰り広げる空気感の番組で「ずっと見てくれてる方に、報告をね」「ごめんね日曜の朝に」と前置きをした上で離婚が決まったことを淡々と報告しました。24歳年下の夫からの「子どもが欲しい」というあまりにもな離婚理由に、森尾と松井は瞬間に号泣、気丈に振舞おうとする磯野にまた号泣……。
これは瞬く間に拡散され、主に女性たちから(磯野の夫に対して)強い批判が沸き起こり、「磯野貴理子を守らねば」の機運が一気に高まりました。 ツイッターに流れてきたこの動画を見たとき、すごく不思議な気持ちになったのを覚えています。 自分も森尾由美と松居直美と磯野貴理子と一緒にあの場にいて、一緒に泣いているような感覚。 それまで特に気にもしていなかった(すげえ年下の人と結婚したんだよな、あと元チャイルズ、くらいの)磯野貴理子が、急に自分の大事な友だちであるかのような錯覚に陥っていたのです。
発信力のある芸能人が一方的に情報を流す世界は怖い
芸能人が自分だけに大事な秘密を、辛い悩みを打ち明けてくれてる……これもまさに「友だち」作戦ですよ。だって感情抜きで考えれば、発信力のある芸能人が電波を使い離婚という相手あることの一方的な情報を流すわけですから、それってめちゃめちゃ怖くないですか。事実はどうあれ、発信力のない側の言い分は明らかにされないまま、一方的に「悪」の烙印を押されてしまう世界は怖い。たとえどんなに「しょうもないやつ」だったとしても「しょうもないやつに口無し」が良しとされてしまう世界は怖いです。
ただ、その辺りの冷静な判断もつかなくなっちゃうほど、タレントさんが仕掛ける「友だち」という魔法は甘美で心地良いということなのでしょう。そして今更ながら、くだんの医師の失言の痛々しさを思うのです。
スター不在の時代と言われております。だからこそ、「視聴者を友だち化する」という手法は、これからのタレントさんにとっての生命線なのかもしれません。その点、「結婚指輪はお断りしました、大切なものは失くしちゃうので」「(新婚旅行は)高知がいい、高知が好きなんです」「(山ちゃんの好きなところは)冷蔵庫をちゃんとすぐ閉める」と、独自のほっこりワールドを堅守し一歩もこちらに歩み寄ろうとはしない蒼井優って、やっぱスターですね。最後になりましたが、どうぞ末永き幸せを……。