「女性目線でいくと、結婚って子ども産んだりするじゃないですか。さっき散々山里さんの顔のことが話題になってましたけど、私はちょっと子どもの顔が心配で無理……だなと(笑)」。

 今や日本国中が完全お祝いムードの山里亮太&蒼井優のほっこり婚。ちょっとやりすぎでは……と思えるほど過剰な「非モテ芸人がモテ女優をゲット!!」という報道に、インターネットでは「いやいや山ちゃんは最強のハイスペック芸人」「山ちゃんと結婚できる蒼井優こそ幸せ」「蒼井優は本物を見極める目を持ってるから」など、「誰がこの二人をとことん褒めちぎれるか」というまさに“不毛な議論”が展開されておりました。そんな中。

 フジテレビ『とくダネ!』で、コメンテーターである産婦人科医・宋美玄氏から、冒頭の発言が飛び出したのでした。 当然の如くの大炎上です。「もし男がこんなこと言ったら大変なことになる」「男になら何を言っても構わないの?」……本当、マジでその通り。

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山里亮太と蒼井優の結婚記者会見 ©文藝春秋

なぜ真ん中高めストレートな炎上をしてしまったのか

 しかも普段から女性の身体の専門家という立場からジェンダーや性差別について発言し一定の支持を得てきたお医者さんです。少なからずショックを受けた人も多かったよう。結婚するからといって必ずしも子どもを持つとは限らないこと。望んでも妊娠出産が叶わない夫婦もいること。職業柄最もセンシティブに扱わねばならないであろうこの前提をあっさりと反故にし、さらに他人の容姿をも侮蔑する。正直引くくらい真ん中高めストレートな炎上案件でした。

 そうなんです。だから逆に気になるんです。発言には人一倍気を使ってきたと思われる「リベラル」キャラの医師が、いきなりダンプカーの前に飛び出してったようなもんだから。突発的101回目のプロポーズ症候群なのか……しかしこの方の発言の後半部分でなんとなくの察しがつきました。