昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2019/07/23

genre : ニュース, 社会

まるでリボンのように……雅子さまの頭に蝶々が舞い降りた

 残暑が厳しい中、皇太子ご夫妻は石川県で開催される「第10回全国農業青年交換大会」にご臨席された。最終日の8月27日には、県内の「ふれあい昆虫館」を訪ねられた。到着されたときは土砂降りの雨で湿度も高かったが、館内は花が咲き乱れ、別世界のようだった。

 たくさんの蝶がヒラヒラと舞っている中で、お二人が植物をご覧になっていた時だった。雅子妃の頭に一匹の蝶が止まったのだ。まるでリボンのようだった。一瞬、館内にいた関係者や報道陣からどよめきが起こった。雅子妃は笑顔で、皇太子はその様子を温かく見守っていた。

雅子さまの頭に止まる蝶々 ©共同通信社

「まさしく幸せを運んでくれるお告げのようでした。雅子妃は笑顔でじっとされていました。このハプニングで、天気の崩れで晴れなかった気持ちも明るくなるほどでした。殿下も『何かいいことが起こるのでは』と笑顔でおっしゃっていました」(宮内記者)

「やっとわかってもらえる」希望を抱かれたご夫妻

 秋になり、皇太子ご夫妻は宮内庁病院で度重なる検査を受けられた。お二人にとってお辛い時間もあったかもしれないが、元宮内庁関係者によれば、雅子妃のお気持ちは意外にもそのようなものではなかったという。

「これまでお子さまが生まれないのは雅子妃のお身体のせいだといわれてきたことから、この検査結果が出たことで『やっと周囲にわかってもらえる』と安心したお気持ちの方が強かったと言われています」

 検査結果が出たことで、具体的な治療は翌年からということになったという。皇太子ご夫妻は希望を抱かれていた。

陛下の頭にも止まる蝶々に笑顔のお二人 ©共同通信社