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「ラブホテル」は“一般”と“ラブ”の二極化

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 そんなホテル界のボーダレス化現象のひとつといえるのが、「ラブホテル」の一般ホテル化だ。業界では「レジャーホテル」と呼称されているので本稿でも以下「レジャーホテル」という表現を用いるが、カップルズユースに特化してきた業態であることは周知の事実。最近では大きく窓をとったリゾートホテルのような客室や、淫靡なイメージを完全に払拭した施設、広々としたロビーやレストランなどパブリックスペースを充実させるなど、カップルズユースにフィーチャーしつつも宿泊施設としての質を向上させたホテルが増加している。一方でさらなる“ラブ”を追求する施設も存在感を示している。ある種の二極化が垣間見えるカテゴリーだ。