昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

ZIP!のマーティンさんとロッテのマーティンが交わした”ホームランの約束”

文春野球コラム ペナントレース2019

2019/08/12

 約束のアーチが飛び出した。8月7日の福岡ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)。シーズン途中に加入したリオネス・マーティン外野手は練習前に日本テレビ朝の情報番組ZIPの取材を受けていた。インタビュアーはタレントで同番組内に「いただきます! 日本全国朝ごはんジャーニー」を担当しているマーティンさん(アメリカ人の父と日本人の母を持つ。4歳から日本で育つ。モデル、舞台でも活躍。英語は話せない)。つまりは「マーティン」対談だった。

「マーティン」対談で交わした約束

 タレントのマーティンさんはZIP内の担当コーナーで「行ってきマーティン!」、「YES! マーティン」というお決まりのセリフを言う事で朝のお茶の間を盛り上げてきた。一方でマリーンズの新外国人のマーティンの決めセリフもスタンドのファンを沸かし始めていた。それは「明日も頑張りマーティン!」。勝利のお立ち台での決めセリフだ。

 ZIP視聴者とマリーンズファンがネット上で「奇跡の対談を!」と望む声が溢れてきたことを受けて、ZIPサイドが反応しマリーンズにオファー。8月7日の試合前に2人のマーティンがついに対面した。

マーティンとマーティン ©梶原紀章

 緊張をしながら質問を投げかけるタレントのマーティンさん。それに対して丁寧に答える助っ人のマーティン。最後に「ホームランを打った際にはぜひ『YES! マーティン』とベンチ前でカメラに向かってやってください」との要望に「もちろんさ」と笑顔。最後は指切りで約束をして別れた。

 ただ野球選手のマーティンはタレントのマーティンさんに一つだけ、この約束で心配な点を素直に吐露した。

「覚えていたらいいけどね。ボクは試合に入ると集中してしまう。テンションが上がり過ぎて、覚えていないかもしれない。その時は申し訳ない。だからしっかりと覚えているきょうの1打席目に打ちたいね」