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東京03・角田晃広「娘が生まれても、嫌われて終わりですよ」

角田晃広(お笑いトリオ「東京03」)――この人のスケジュール表

note

 春に大学入学を控えた少女と、これから巣立つひとり娘を育てたシングルファーザー。その父娘が部屋探しのために上京したある一日を描いた映画『スプリング、ハズ、カム』。お笑いトリオ「東京03」の角田(かくた)晃広さんは、同作で部屋を紹介する不動産屋を演じる。

「フラットに力を抜いて、コントほどオーバーにならないように演(や)りました。まぁ役作りの仕方わかりませんし(笑)。調子よくてテキトーで、契約取れればOK。でもお父さんが一緒なので、少し緊張してソツなくこなそうとする。そんな男を演じています」

 どこかのんびりと、でも愛情深い父親役は本誌『川柳のらりくらり』でもお馴染みの柳家喬太郎さん。そして、幼いながらも父を想う娘には石井杏奈さん。スクリーンには、男親と年ごろの娘の間の、あの距離感が映し出される。さながら同極の磁石のように。

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「あの感じがいいんですよね。撮影現場でも、そのままの雰囲気でした。僕はまだ子供がいないですけど、娘が生まれても絶対あんないい子には育たないだろうな~。嫌われて終わりですよ(笑)」

「お父さん憶えてる?」と、いつか懐かしむような1日の出来事。その一場面で、角田さんもさり気なく佇んでいる。

INFORMATION

『スプリング、ハズ、カム』
2月18日より、全国順次公開
http://springhascome.xyz/

東京03・角田晃広「娘が生まれても、嫌われて終わりですよ」

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