小池都知事「暑さ対策は『心技体』が必要」
森会長はこの猛暑は「ある意味、五輪関係者にとってはチャンス」(日刊スポーツ2018年7月24日)として、
「“現実”を今、“経験”できた」「実証実験のチャンス」「日本のイノベーションを世界に発信する機会」と自信たっぷりに述べていた。
で、今回その実験のひとつとして「子どもが育てたアサガオを入場ゲートの柵の代わりにする」という超ド級のイノベーションを我々は見てしまったのである。東京五輪スゴイ、日本ヤバイ。
小池都知事は「暑さ対策は『心技体』が必要」(スポーツ報知2018年7月25日)で、
「心は意識、技は技術、体は体制です。その意識で進めていきます」
何も考えてなさそうで嫌な予感しかなかったが、そういえばこの頃「打ち水」の有効性を訴えていたのは小池都知事だった。去年からヤバイ。
ちなみに小池都知事が嬉しそうに紹介した「被る日傘」。私が出演する『サンデーステーション』(テレビ朝日)で取り上げたところ、ジャーナリストの後藤謙次氏が組織委員会に取材してくれた。すると「あの日傘は凶器にならないか」と組織委で議論になっているらしい。え、今、議論の対象ってそこなの……?
そしていよいよこれ。「組織委からは観客に『自己責任で』と求める声まで出はじめた」という報道も(東京新聞8月7日)。
トップがアレで現場が被害を受けそうな構図。いつか来た道である。
最後は東京スポーツを紹介しよう。在日外国人を対象にした調査結果(ユニクロ)に目を付けた記事だ。
「日本の夏 アフリカより暑い」(8月8日付)
日本の夏、スゴイ。
テスト大会でいろんなマズさが実証されてしまった。本番で今回の結果は役立つのか?
あと、報道はやっぱり感動に走るのか。
1年後に諸々検証したい。