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「ひきこもり500万人」孤独な男たちを追い詰める“言ってはいけない”社会的背景

令和元年に起きた数々の凶悪事件の裏にあるものとは?

2019/08/23
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 日本の18歳以上55歳未満の人口は5703万人(2017年)、その8・74%は498万人だ。都市と地方では環境が異なるとしても、この数字は衝撃的だ。――内閣府調査は64歳までを対象に「ひきこもり状態になって6カ月以上」の人数を推計しているが、藤里町が調べたのはシルバーバンク(高齢者就労支援事業)の対象にならない55歳未満で、なおかつ2年以上働いていない町民なのだ。

©iStock.com

「ひきこもり500万人」なんてありえないと思うかもしれないが、藤里町の結果を男女別で見ると、「ひきこもり率」は男が10%強、女が5%強になる。地域の子どもが集まる公立中学校の40人学級(男女同数)で、男子生徒2人、女子生徒1人が55歳までにひきこもりになると考えれば、これが荒唐無稽な数字とはいえないことがわかるだろう。

文藝春秋8月号

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 橘玲氏による本記事「『リベラル社会』が男たちを追い詰める」の続きは、「文藝春秋」8月号に掲載されている。

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