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2019/09/06

海外にルーツを持つプレーヤーが活躍するのは、日本だけではない

〈出生地がその国〉

〈両親、祖父母のうち1人がその国出身〉

〈その国で3年以上、継続して居住。または通算10年にわたり居住〉(来年から5年居住へと変更)

 日本代表キャプテンのリーチマイケル選手は、日本以外にも、生まれ育ったニュージーランドと、母親の故郷であるフィジーの代表になる資格を持っていた。

リーチマイケル選手 ©getty

 海外にルーツを持つプレーヤーが活躍するのは、日本ばかりではない。ウェブサイト「Americas Rugby News」によれば、前回W杯に参加した20カ国のなかで、海外出身選手をもっとも起用した国はサモアの13人。次いでウェールズ、スコットランド、トンガの12人。このサイトでは、ジンバブエ人の父を持ち、南アフリカで生まれた松島幸太朗選手を海外出身としてカウントしているため、日本は11人の5位となっている。自国籍の選手だけで戦ったのは、アルゼンチンだけだった。

2015年9月19日、ラグビーW杯イングランド大会・南アフリカ戦で日本の勝利をチームメートと喜ぶ五郎丸歩選手 ©getty

 戦後、日本代表のテストマッチで、海外出身選手がはじめてプレーしたのは、1985年のフランス戦である。

 国籍と異なる国の代表となったパイオニアが、80年に来日したトンガ人のノフォムリ・タウモエフォラウさんである。留学当初は、ソロバンを学ぶために珠算教室に寝泊まりしながら、大東文化大学でプレーした。

 87年に開催された第1回W杯には、トンガ人選手のノフォムリさんとシナリ・ラトゥさん(現ラトゥ・志南利)の2人が出場している。