愛子さまは木製のバレッタでポニーテールに
8月26日には、ご一家で那須どうぶつ王国を訪れられた。愛子さまのご友人やその家族も一緒だった。午後に行われたバードパフォーマンスショーをご覧になった時、愛子さまはご友人の妹に話しかけられていて、年下の子供への優しさを見せられていた。学習院初等科時代の同級生の男の子も参加していたようで、数年前と変わらない光景が広がっていた。愛子さまは、ワイドのデニムパンツにスニーカーというラフなスタイル。木製のバレッタでポニーテールをまとめられていて、おしゃれも忘れられていなかった。
那須どうぶつ王国へは、天皇陛下になられてから初めてのご訪問だったが、ご一家がとても自然に一般の人の中にとけ込んで楽しまれていたことに驚いた。気がつくと一般の人と両陛下や愛子さまがすれ違っていたり、笑顔で手を振られていたりして、物理的、そして心理的にも距離が近いように感じた。
変化が感じられたことといえば、前述のJR那須塩原駅頭での雅子さまと愛子さまのご様子だ。偶然、雅子さまは新潟県にゆかりのある人と歓談され、雅子さまが「新潟に行くんです」という趣旨のお話をされたという。天皇陛下は、9月16日から1泊2日の日程で、皇太子時代から担われてきた国民文化祭の式典出席などのため新潟県を訪問される予定だが、雅子さまはご体調に支障がなければ同行されると発表されている。雅子さまの意気込みが感じられる一幕だったと言えるだろう。
愛子さまは、同級の高校生と夏休み明けのテストについて、「お互いに頑張ろうね」という風に励まし合われていたという。天皇ご一家がリラックスされながら、静養を終えられた後に始まる日々について思いを巡らされているご様子が伝わってきた。
この9月、天皇陛下は秋田県・新潟県ご訪問に加えて、9月28日からは国民体育大会に出席されるため、茨城県を訪問される予定だ。雅子さまもご体調次第では同行され、1カ月で3つの地方公務を果たされることになる。