今年4月に新党「れいわ新選組」を旗揚げした山本太郎代表(44)。7月の参院選では比例代表で約228万票を獲得し、自身は落選したものの、特定枠を利用して重度障害者2人が当選を果たした。山本氏は9月18日から北海道利尻島を手始めに、さらなる党勢拡大を目指し、有権者との対話を重ねる全国キャラバンをスタートさせる。
その山本氏が「文藝春秋」10月号のインタビューに応じた。
「れいわ現象」の背後には誰がいるのか?
一時は政党支持率で共産党に並ぶ野党第2党に躍り出た「れいわ新選組」。果たして、この「れいわ現象」の背後には誰がいるのか。名前が挙がった1人が、極左の活動家で知られる「市民の党」の斎藤まさし代表(公職選挙法違反で有罪。2021年まで公民権停止)だ。斎藤氏はこれまでも様々な地方選で無党派の選挙ブレーンとして暗躍していた。官邸サイドも、斎藤が山本の街頭演説に現れていたことを注目していたという。
この点を山本氏に尋ねると、
「関係ない。彼は選挙運動できない立場ですから。演説の現場には来ていたようですが、『誤解を受けるから来るな』とは言えません。これはどの立場の方に対しても同じです。政治家の街宣の場での排除は、よほど悪質でない限りはやってはいけないことだと考えます」
そして、「私にはバックはいない」として、こう続けた。