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国際基督教大学を卒業されてから間もなく半年
内親王として初めて、本格的に公務に臨み、海外を公式訪問した紀宮さま(現・黒田清子さん)からは「ノブレスオブリージュ」(高貴な者の義務)という言葉を思い起こす。現在より報道は少なかったものの、ヨーロッパや中南米などへも公式親善訪問を重ねられた。
紀子さまは前述の文書回答のなかで、〈次女の佳子は、今年、大学を卒業し、6月には、私が長く携わってきた「産経児童出版文化賞贈賞式」に出席しました。また、「全日本高等学校馬術競技大会」への出席など、これまでの公的な仕事も引き続き、おこなっています。〉と佳子さまの継続的なご活動について評価されていた。
佳子さまは帰国後、9月28日から鳥取県を訪れられ、全国高校生手話パフォーマンス甲子園に臨席される。10月には茨城県で、全国障害者スポーツ大会の卓球のご観戦などが予定されているという。
国際基督教大学(ICU)を卒業されてから間もなく半年。佳子さまはICUで心理学を専攻され、ご卒業に際しての文書回答では〈大学生活で、一つの分野を集中的に学んだ経験も、幅広く学んだ経験もこれからの仕事に活かすことができれば嬉しく思います。〉と述べられた。
佳子さまが、これからどのような公的活動に取り組まれ、皇室の中で役割を果たされるのか。佳子さまご自身が、模索されているところなのかもしれない。佳子さまのご活動に対して、そうした意識を向ける国民は少しずつ増えていくのではないだろうか。