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進次郎氏の入閣で、本当はどういう人か「可視化」され始めた
これまで小泉進次郎は何かと闘ってきた。何と闘ってきたかは知らない。本人も覚えていない可能性もある。「その場その場でウケそうなことを上手に言う」という闘いだったかもしれないから。
今回こういう「実はよくわからない人」が大臣になったことで、やっと可視化され始めたことになる。本当はどういう人か私たちもやっと吟味できる。萩生田光一先生の入閣と並んでやはりめでたいことなのだ。
「小泉ポエム」にダメ出しする産経師匠
環境大臣となった小泉進次郎はニューヨークへ乗り込んだ。
「環境関連会議で国際デビュー 小泉氏 具体政策に課題」(産経新聞9月23日)
前半の見出しはカッコいいが後半の「具体政策に課題」に目がいってしまう。
《小泉氏は11日の就任後、東日本大震災や台風の被災地に駆けつける行動力を示す一方、具体的な政策の打ち出しは現段階では乏しく、実行力には不安を残したままだ。》
朝日でも毎日でもなく産経にハッキリと書かれる小泉進次郎先生。
産経は「期待される新閣僚」調査ではトップだと紹介しつつ、
《ただ、肝心の環境政策では疑問符がつく。NHK番組で「大量生産、大量消費、大量廃棄。この今の社会を転換していく社会変革の担当だとの思いだ」と述べたが、従来の廃プラスチック削減の目標値を繰り返す程度だった。》
「小泉ポエム」にダメ出しする産経師匠。締めは、
《小泉氏が武器とする高い発信力に見合う責任を果たせなければ、“人寄せパンダ”からの脱却はかなわない。》
ああ……。残酷だけど進次郎をめぐるメディアの「気候変動」にも注目なのである。