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父からもらった100万円のお小遣いを元手に……

 ある日、お小遣いをせびる村上さんに、父は「100万円あげよう」と宣言します。ただし、それには「大学を卒業するまでの分」という条件がついていました。咄嗟に頭の中で計算した村上さんは、「お父さん、それじゃ少ないよ。大学入学までにして」と言い返します。

 

 機転を利かせて、まんまと100万円を手に入れた村上さん。その金を元手に株を買います。これが村上さんの投資家デビューでした。

 その後、高校生になってますます投資にのめり込んだ村上さん。金の値上がりを見込んで鉱山関係の株を買い、目論見があたって連日のストップ高でしたが……。

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 投資先にも同行し、まるで親子鷹のように投資哲学を学んだ村上さん。「僕もお父さんのような投資家になるよ」と宣言する村上さんに対し、父はまったく意外な進路を示したのでした──。

 続きは、〈「お金儲けして何が悪いんですか」村上世彰が父から学んだ投資哲学──マンガ『生涯投資家』第1話〉からお読みください。

僕の日本経済に懸ける想いについて

 マンガ『生涯投資家』は、10月10日より文春オンライン(https://bunshun.jp/)で連載がスタート。毎月10日に更新されます。

 作画は、『刑務所いたけど何か質問ある?』などホリエモンこと堀江貴文氏の原作漫画で知られる西アズナブルさん(@nishi_aznable)。

「村上ファンドにまつわる騒動を、当時30歳だった自分は別世界の出来事のように見ていたので、『まさか自分がマンガ化することになるとは!』という感じですが、なんとか時代の空気が伝わるように描ければなぁと思います」

 また、コミカライズについて、村上氏はこう期待を寄せています。

「『生涯投資家』をマンガとして皆様に読んでいただけることになり、とてもうれしく思っています。読みやすく、そしてわかりやすい内容にしていただいておりますので、株式市場や上場企業のあるべき姿、そして僕の日本経済に懸ける想いについて、より多くの方に知っていただけたら幸せに思います」

生涯投資家 (文春e-book)

村上世彰

文藝春秋

2017年6月21日 発売