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いくら資産があれば投資をしてよいのか?――村上世彰が西原理恵子に教える初心者のための「投資教室」

「週刊文春」読者のために特別開講した村上世彰先生の「投資教室」。生徒役は、漫画家の西原理恵子さんです。初心者にお薦めの銘柄は? トランプ・ショックは怖くない? 高齢者が気をつけるべき点は? ドル預金ってどうなの? 西原さんが村上先生に色々聞いてみました!

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西原理恵子氏が21歳の息子と投資にチャレンジ

“生涯投資家”の村上世彰先生 ©文藝春秋

村上 その後、日経225はいかがですか?

西原 村上さんに勧められるがまま昨年10月に780万円分買いましたが、年末にドーンと下がっちゃって、自分の引きの弱さを再確認しました。

村上 トランプ・ショックですね。トランプが米中貿易戦争を仕掛けたり、為替介入に乗り出したりしましたから。日本の株式市場全体の時価総額で見れば、2カ月で100兆円が吹っ飛んだことになります。

西原 親子で株を買ってから、トランプ政権と日本のことにすごく興味を持つようになりました。息子は留学経験があるので、CNNのニュースなんかを同時通訳で教えてくれたりして。「次のケンカでまた落ちるな」なんて言ってますね。前は親子の会話なんて、猫の話ぐらいでしたけど(笑)。

村上 そこからまた盛り返して、5月5日のトランプ大統領の「対中関税を25%に」というツイートでまたガクンと下がりましたよね。

西原 だから、今だいたいマイナス30万円くらいです。

“生涯漫画家”の西原理恵子さん ©文藝春秋

 様々なギャンブル体験を重ねてきた“生涯漫画家”西原理恵子氏(54)が今回、21歳の息子と初めての投資にチャレンジした。先生役は“生涯投資家”村上世彰氏(59)。初心者向けの商品として西原氏が村上氏に勧められたのが、日経225だった。

株価を左右するのはすべてマインド

村上 初心者はまず日経225やTOPIXから入るのがいい。225は東証一部上場の代表的な225銘柄、TOPIXは東証一部全体を対象にしていますが、そう変わりません。両方とも日本経済全体に投資をするような商品。つまり日本経済が成長すれば、その分、得をするんです。

西原 でも、トランプさんのせいで下がっていて。

村上 株価を左右するのはすべてマインドです。だから米中関係が悪化したりして、世界が悪くなるとみんなが思うと、株価も下がっていくんです。ただ、その下がり方の幅はだんだん小さくなっている。それを“織り込む”と言います。