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吉田修一が愛する「世界でもっとも美しい」台湾の書店が、日本橋にオープン

2019/10/21

ライフスタイルショップ、誠品生活日本橋がオープン

 アジア版『TIME』誌において、「世界でもっとも美しい書店」に選ばれたこともある台湾の誠品書店。9月27日にグランドオープンした、コレド室町テラスの目玉といえるのが、この誠品書店をメインに台湾茶や雑貨、飲食店などで構成されたライフスタイルショップ、誠品生活日本橋である。

コレド室町テラス

 今回が日本初進出となる誠品だが、あの蔦屋書店が参考にしたことでも知られ、日本の本好き・書店好きの間ではかねてより話題になっていた存在である。人気作家の吉田修一もそのひとりだ。台湾を舞台にして長編小説『路(ルー)』を書き上げたり、全日空グループ機内誌『翼の王国』の連載エッセイでも度々取り上げ、彼の地への訪問回数は数しれず。台湾好きを自任しており、彼にとっては第二のふるさとのような存在である。その台湾の文化において大きな影響力を持つこの書店も、大好きな場所だという。

「誠品生活」

 28日には誠品生活日本橋のオープニングイベントとして、台湾でも絶大な人気がある吉田修一を招いてのトークが行われた。9月に発売された2冊の本、個人全集の第1巻となる『青春 コレクションⅠ』と、初めて古典に挑戦した『アンジュと頭獅王』のサイン会も同時に開催。これは誠品生活日本橋としては初の書籍に関わるイベントであると同時に、ディレクターのオリガさん他、本国から来た誠品書店スタッフの、たっての希望でもあった。吉田修一にとって都内書店でのトークショーは、20年におよぶ長いキャリアの中でも2度目というレアな機会であった。