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「朴政権での司法介入が明らかになり……」

 昨年9月の会談では、北朝鮮問題に続けて徴用工問題について切り出した安倍首相。これに対し、文大統領は言葉少なにこう応じるのみだった。

「朴政権での司法介入が明らかになり、難しい状況になったが、努力したい」

 大法院判決は、想定以上に悪いものになるのではないか――首相の脳裏には不安がよぎったという。正式な日韓首脳会談は、このニューヨークを最後に開かれていない(11月9日時点)。

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大阪G20での両首脳 ©共同通信社

 そして、約1カ月後の2018年10月30日、韓国の大法院は徴用工問題を巡り、新日鉄住金に損害賠償を命じる確定判決を下したのである。

出典:文藝春秋「12月号」

 今年10月25日、文在寅大統領は2017年5月9日の就任から900日目を迎えた。「文藝春秋 電子版」では、岩田氏が「安倍晋三vs.文在寅『激突900日』」と題し、知られざる日韓両首脳のやり取りや、文大統領を痛烈に批判するトランプ大統領の言葉、国際司法の場で日本が勝ちきれない背景などについても詳報している。

文藝春秋

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深層レポート 安倍晋三VS.文在寅「激突900日」