Q 仕事をしない後輩の昇格に、まじめに仕事する気が失せました
日中ポケモンGOかアニメサイトを見まくり、与えられた仕事も全くやらず、納期が近づいてきたら、慌てて周りがフォローし、のらりくらりと過ごしてる後輩(男)が、私より先に昇格しました。私は二人の子育てで時短勤務になってから昇格は8年ストップ中。なんとか時間内に終わらせるべく必死なのにまじめにやるのが馬鹿みたい。ちゃぶ台ひっくり返したい! 理不尽な環境を生き抜くアドバイスを下さい。(30代・女性)
A “今日は”働くという気持ちでいくのはどうでしょう
理不尽と性欲はなかったことにできないというのが持論なので、これは相当ストレスだと思います。理不尽過ぎて、ちゃぶ台ひっくり返してもそのちゃぶ台をきっと自分で戻すことになるので、ちゃぶ台はまずひっくり返すのをやめましょう。
谷川俊太郎さんがおっしゃった「孤独は前提です」という言葉をボクは胸に刻んで生きてるんですが「理不尽もまた前提」だと思っています。前提だからって飲み込めるものじゃないことも40年も生きてると理解はできます。
話を突然変えますが、知り合いの愛妻家が「本当は離婚したいんだ」と先週、飲み屋でブツブツ言ってました。でも大人の事情で簡単に離婚はできなくて奥さんにも思わず優しくしてしまうそうです。そんな彼が今凝ってる趣味が、不動産屋で手頃な一人暮らしのマンションを探すことだと言ってました。見つけるというより探すという行為が自分の日々のストレスを逃がす大切な現実逃避らしいのです。
ちなみにボクは20年同じ会社に勤めていますが、駅に置いてある無料のアルバイト雑誌を電車に乗りながらガン見することを日課にしています。「もし我、転職するならば」目線でガン見しています。それが理不尽に打ち勝つ行為じゃないことは分かっていますが日々のストレスには、漢方のように緩やかには効きます。
どうしてもちゃぶ台をひっくり返さないと辛抱たまらんという状態になった場合の自分に対しての備えだとも思って、真剣にアルバイト雑誌を読みながら理不尽な職場で“今日は”働くってのはどうでしょうか。イヤなことを真剣に考えないという真剣な努力をすることはとても大切なことのような気がします。
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