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森友学園問題 籠池理事長&昭恵夫人の「神ってる」発言を検証

「神さまは何を望んでいるのでしょう」

2017/03/25
note

石原慎太郎 元東京都知事
「風評の前に科学の真実が負けることは文明国として恥だ」

NHK NEWS WEB 3月20日

©文藝春秋

 こちらも注目を集めていた豊洲市場問題を調査する都議会の百条委員会。20日に開かれた証人質疑に登場した石原元東京都知事は、いきなり「2年前の脳梗塞の後遺症で全ての字を忘れた。ひらがなさえも忘れました」(スポーツ報知 3月21日)と言ったかと思うと、その後は「担当者に一任し、記憶にない」と繰り返した。

 豊洲への移転が決定される経緯はまったく明らかにされなかったが、移転を延期している小池百合子都知事に対しては「安全・安心がこんがらがっている」「風評の前に科学の真実が負けることは文明国として恥だ」とシャープな指摘をしてみせた。とはいえ、森友学園問題同様、こちらの問題も全容解明には時間がかかりそうだ。

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金田勝年 法相
「メールやラインでも(犯罪の)合意が成立することはありえる」

京都新聞 3月21日

 21日に閣議決定された組織犯罪処罰法改正案の「テロ等準備罪」。菅義偉官房長官は「従来の共謀罪とは全く違う」と述べているが、処罰範囲が広すぎるという懸念が残っており、野党は徹底抗戦の構えを見せている。

 冒頭の言葉は金田法相が先月27日の衆院予算委員会で発言したもの。この言葉から考えると、たとえばLINEのグループ通話で誰かが「米軍基地建設に座り込みで抗議しよう」と書き込み、他のメンバーが言葉や絵文字、スタンプなどで次々と賛同の意を表明すると、組織的威力業務妨害罪の「共謀」で全員逮捕される可能性があるというのだ。なお、金田法相は「合意に加え、実行準備行為があって初めて処罰される」と付け加えている。

 懸念がつきまとうテロ等準備罪。森友学園問題に目を奪われがちだが、こちらの論戦についても目を凝らしていきたい。

ベン・ハウレット 英・保守党議員
「警官を助けようとしたトバイアス・エルウッドは、とことん英雄だ!」

BBC News 3月23日

©getty

 22日、英ロンドンの国会議事堂付近でテロ事件が発生、4人が死亡し、約40人が負傷する惨事となった。そんな中、刺された警官に人工呼吸などをして助けようとした外務次官のトバイアス・エルウッド下院議員(保守党)の行動に賞賛が集まっている。

 兄を02年のバリ爆弾テロ事件で失っていたエルウッド議員は、警察から避難指示が出ていたものの、負傷者を助けようとして行動したのだという。ベン・ハウレット下院議員はツイッターでエルウッド議員を賞賛、野党・自由民主党のティム・ファロン党首も「実に勇敢だった」と彼の行動を称えた。

小幡育子 わんずまざー保育園園長
「困っている保護者を助けたかった。定員超過がばれると預かれなくなると思った」

TBS系(JNN) 3月20日

 兵庫県姫路市の保育園が、市に隠れて定員を大幅に超える園児を受け入れる一方、園児にわずかスプーン1杯程度の給食しか与えず経費を浮かしていたという問題。室温が14度に抑えられていたり、保育士の人数を水増しして申告して給付金をだまし取っていた疑いがあったりと、次々と悪行が明らかになっているが、当の保育園園長はしれっと冒頭のような発言を行っている。自分は正しいことをしていると言わんばかりだ。

 この保育園の悪質さは明らかだが、園長にこんな言い訳をさせてしまわないためにも、行政には保育園を増やすなどの対応を行ってもらいたい。

愛子さま 
「何気なく見た青い空。しかし、空が青いのは当たり前ではない。毎日不自由なく生活ができること、争いごとなく安心して暮らせることも、当たり前だと思ってはいけない。なぜなら、戦時中の人々は、それが当たり前にできなかったのだから」

時事通信 3月22日

皇太子さま一家(宮内庁提供)

 今年、学習院女子中等科を卒業される皇太子ご夫妻の長女愛子さま。宮内庁は22日、愛子さまが卒業記念文集に寄せた作文「世界の平和を願って」を発表した。

 作文には、昨年5月に修学旅行で広島市の原爆ドームなどを訪れた際に感じたことなどが綴られている。冒頭の文章はこう続く。「日常の生活の一つひとつ、他の人からの親切一つひとつに感謝し、他の人を思いやるところから『平和』は始まるのではないだろうか」。

渡瀬恒彦
(緊張してNGを出した貫地谷しほりに)美しいことじゃない。

貫地谷しほりインスタグラムより 3月20日

貫地谷しほりインスタグラムより

 3月14日、胆のうがんのために死去した俳優の渡瀬恒彦さん。かつて朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』で共演した女優の貫地谷しほりは自らのインスタグラムに追悼の言葉を綴った。

 緊張のあまり、長セリフでNGを出してしまった貫地谷に一言、「美しいことじゃない」と優しく声をかけた渡瀬さん。若い後輩が緊張感を持って仕事に取り組む姿を「美しい」と表現したのだろう。人生には緊張が必要だ。渡瀬さんの言う「美しさ」を忘れないようにしていきたい。

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