箱根駅伝　ほとんどの選手が「ナイキの厚底シューズ」を履く驚くべき理由

ヴェイパーフライに向いている3選手

　まずは前回4区で区間新記録を出した東洋大学の相澤晃選手。他の選手とは明らかに体の艶も推進力も違うために、駅伝観戦仲間のポールさんが「いい意味で馬」と評したことでおなじみの選手です。最終学年となる彼が、前回以上に馬のような走りを見せてくれるのか注目です。

　2人目は青学大の吉田圭太選手。アディダススクールの青学大で、チームメイトみんながアディダスを履くなか、いち早くヴェイパーフライを取り入れた選手です。彼は2年生で初出走となった昨年度の学生三大駅伝の全てで、区間賞を獲得しています。

　そして東海大の市村朋樹選手。關颯人選手や館澤亨次選手ら、東海大学には走力の高い選手はたくさんいるのですが、ヴェイパーフライをうまく履きこなしているのは市村選手ですね。主力不在だった今年の全日本大学駅伝では5区を走り、トップに躍り出たものの、タイムとしてはまだまだ伸びしろがある選手。走る区間によっては、区間賞もあると睨んでいます。とにかくこの3人の走りは要チェックですよ。