KinKi仕様のステージは外れ?
さてカウントダウンのステージというのは通常、年末年始のドーム公演を行なっているグループのステージをほぼそのまま転用するのだが、このステージの作りにも「当たり外れ」が存在するのだとか。例えば2人組の「KinKi Kids」と現在8人組の「Hey! Say! JUMP」とでは構成するステージや花道の本数、仕掛けも大きく異なるためだ。
カウントダウンの見どころの一つは「異なるグループの同期や先輩後輩による絡み」だがこのわちゃわちゃとした「エモい」絡みを見るためには、広めの花道やゆったりとしたステージの作りが必須。ところがベテランのKinKi仕様のステージでは2人の距離感そのままに、堂本剛、光一が1人ずつ移動していくような構成が多く、花道が張り巡らされている、ということも少ない。そのためカウコン特有の「仲良し感」を得るには物足りない構成なのだ。
今年、年末年始の東京ドーム公演を担っているのは仲良しグループとしても知られるHey! Say! JUMP。今回のツアーでのステージの作りはメインステージのほか、センターステージ、バックステージ、縦横無尽に広がる花道、とパーフェクトな「カウコンコンシャス」なデザイン。ファンが期待する「グループの垣根を超えた絡み」も大いに期待できるはずだ。
もう一つの心配は「国分太一がしゃしゃり出てこないか」
カウコン的当たり外れ、はさらにこんなところにも。それがジャニーズである以上、ファンにとっての注目ポイントは「ダンス」。シャッフルメドレーで「ダンス曲」が割り振られるか、「きちんとダンスするのか」そして「国分太一がしゃしゃり出て台無しにされないか」も重要なのだという。例えば手を左右に振ってお茶を濁しながら歌う「お手振り曲」だとハズレ。そのまったり感に、目立ちたがりの先輩国分がおふざけでフレームインしてくることもブーイングが大発生する更なる大ハズレ案件だ。
なお、このおふざけを継承しているのが関ジャニ∞の村上信五。村上と同チームで歌うことになると邪魔されることなく無事に「ジャニーズらしく」歌唱を遂げられるのか、ピリピリとした気持ちで見守ることを余儀なくされるのだという。反面、しっかりとダンスで見せる楽曲を歌い踊る曲を担当したり各グループからの「ダンスエリート選抜」と思しきユニットに選ばれると「我が軍優勝!」となり、晴れやかな新年が訪れるようだ。
2020年大晦日をもって活動を終了する嵐にとって活動休止前最後のカウコン出演とも噂されるなか、マッチ先輩への忖度はどの程度なのか、副社長となった滝沢節はどこまで発揮されるのか…今年のカウコンからも目が離せない。