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2019/12/31

「史上最大のトラウマ」は2014年の「マッチ事件」

 今回のカウントダウンでは、他に今年7月に亡くなったジャニー喜多川氏の追悼コーナーも予想されるなか、ジャニーズファンにはまだ拭い去れない「不安案件」がある。

ジャニーズファンをどんよりさせてしまった近藤真彦 ©時事通信社

 ファンにとって「史上最大のトラウマ」と今でも語り草となっているのが、2014年のカウントダウン、通称「マッチ事件」だ。この年は事務所のボス的存在でもある近藤真彦がデビュー35周年を迎えたアニバーサリーイヤー。例年デビューの周年を迎えたグループを強めにフィーチャーするのは、ジャニーズカウントダウンの定番で、今年なら25周年を迎えるV6がその対象だ。その場合、各グループの名曲コーナーやシャッフルメドレーなどに並ぶ目玉企画の一つとして、代表曲数曲が披露されるのが普通だ。

 ところが、この年はかなり様子が違った。ハーレーに乗って登場した近藤は、ジャニーズファンにもほぼ認知されていないその年の新曲「Let’s Go!」を熱唱。その後、後輩を巻き込みつつも延々と「マッチメドレー」を続け、ソロコンサート並みにカウコンをジャック。約15曲を気持ちよさそうに歌った近藤とマッチ担以外には、ドーム中に想像を絶するどんより感が満ち、終演後は「貴重なチケ代返せ」「マッチ接待カウコンか!」との声がSNSに溢れかえった。

「まさか今年も?……嫌な予感しかない」

 2018−2019のカウコンでは20周年を祝い嵐が3曲メドレーを披露したが、あの「国民的アイドル」嵐ですらたった3曲のメドレーであったことを思えばこの「事件」がいかに異常事態だったか容易に想像できるだろう。あげくこの年は、SMAPのマネージャー飯島氏、現社長ジュリー氏との「派閥問題」が大きく影響したKis-My-Ft2の不在なども問題視され、影の部分が強調される年越しとなった。

 2020年は奇しくも近藤のデビュー40周年イヤー。現状、出演者としてのリストに近藤の名はないがファンの間では「まさか今年も?……嫌な予感しかない」「この前ダウンしたのだからおとなしくしてて」「サプライズは勘弁」とザワザワが広がっている。

2020年大晦日をもって活動を終了する嵐

翌年は「初夢2ショット」で巻き返し

 この、史上稀に見る「最悪のカウコン」評価はさすがに事務所を動かす結果となったのか、翌年は事前に視聴者アンケートを実施。「初夢2ショット」と題し様々なコラボが発表され、嵐の松本潤は、自身の物真似芸を得意とするA.B.C-Zの河合郁人とドラマ「花より男子」の主題歌「WISH」を披露。またアンケート1位は渋谷すばる(当時関ジャニ∞)と滝沢秀明(当時タッキー&翼)のコンビが獲得。嵐や関ジャニ∞を輩出した「ジャニーズジュニア黄金期」に、「東の滝沢 西のすばる」として人気を博した2人による楽曲披露が大きな話題となり「これぞカウコン!」とファンを喜ばせた。