今年も開催されるジャニーズの祭典「ジャニーズカウントダウン」。東京ドームに、若手からベテランまでジャニーズのタレントたちが一堂に会し、年またぎでライブを行うジャニーズ随一の人気イベントだ。通称「カウコン」と呼ばれるこのコンサートでは、グループごとに楽曲が披露されるほか、別グループの曲を歌う「グループチェンジメドレー」、グループの垣根を超えたシャッフルメドレーなど年に一度のお祭りとして、毎年、ファンの間ではプラチナチケットをめぐる激戦が繰り広げられている。
ほぼ毎年フジテレビが生中継を行なっているため、「紅白のあとは娘や妻にテレビをジャックされ、なんとなく一緒に“カウコン”を観てる」という人も多いのではないだろうか。
ファン同士語り合うところまでが「カウコン」
ところでこの「カウコン」には“よいカウコン”と“わるいカウコン”がある。当たり年、そうでない年の差が思いのほか激しいらしい。例年コンサート終演後の午前1時頃には、SNS上でコンサートのレポートとともに、まるで通知表のように「カウコン」にまつわる評価が飛び交う。その年のジャニーズの動向を占うかのように、予想を含めてファン同士あれこれ語り合うところまでがジャニーズカウントダウン、でありジャニーズツウたちの腕の振るいどころともなっている。
今年の目玉として掲げられているのは、ジャニーズデビューソングメドレーや、来年デビュー25周年を迎えるV6の25周年メドレー、そして1月22日にジャニーズ初の2組同時デビューが決定している「SixTONES」と「Snow Man」などジャニーズJr.のステージだ。
ジャニーズJr.の育成のために設立された「ジャニーズアイランド」の社長として滝沢が力を入れていた2組の大型デビューとあって、実質はこの「ジャニーズJr.」のステージが先輩グループを凌ぐコーナーになりそうだ。
ファン同士の争いも激化する「スノスト」
ちなみにこの2グループ。6人組のSixTONESには京本政樹の息子、元KAT-TUNの田中聖の弟、Hey! Say! JUMPを喫煙騒動で脱退した森本龍太郎の弟が揃っており、なかなかいわくつきのグループとしても話題だ。“オラオラ系”を特徴とし、デビュー曲はあのYOSHIKIが作詞作曲というのだから、事務所の気合が感じられる。一方、9人組のSnow Manは「滝沢直轄」とも呼ばれ育ってきたグループ。2019年1月に突然メンバーが3人追加加入。長く「職人肌ゆえにCDデビューは難しいのでは」と語られていた彼らも一気に華やかさを増し、めでたくデビュー決定へと至った。
「スノスト」として長くライバル関係にあった2グループ。ファンの間では「本当は人気の面で圧倒的に別格だったSixTONESが先にデビューするはずだったが、滝沢による調整が入り2グループ同時デビューにさせられた」と囁かれるなど、同時デビューを巡ってファン同士の争いも激化。デビューに際しては、ハイタッチイベントが予定されているが事務所の意に反して双方のメンバーに向けての「口撃」が早くも心配されている状態だ。