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《カナダで年越し》英メーガン妃はなぜ”炎上プリンセス”になってしまったのか

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, 国際

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ハリーとメーガンの写真が消えた!

 ハリーとメーガンが、女王のクリスマスをなぜスルーしたのか。諸説が飛び交っている。ハリーとウィリアムの両王子そして妃同士の不仲説、サンドリンガム・ハウス滞在中、アーチーが子供専用保育コーナーに隔離されるのをメーガンが嫌った等々……。いずれも、いま一つ説得力に欠ける。一方、ハリーとメーガンに対する女王の気持ちの重要な変化が話題になっている。

「今年の女王のクリスマスメッセージ映像では女王の机上からハリーとメーガンの入った記念写真が消えたのです。去年のクリスマスメッセージでは女王の机上に飾られた写真には笑顔の2人が写っていました。この変化を女王の胸中の暗示とみる声が勢いを増しています」(同前)

メーガン妃 ©アフロ

「2人の爵位をはく脱せよ」と4千人の嘆願書が出された

 女王の思いはさておき、ハリー王子の称号のお膝元サセックスで、ハリーとメーガンから「サセックス公爵」と「同公爵夫人」の称号をはく奪せよとの4千人近い住民の嘆願書が出され、ブライトン・ホーブ地方議会は爵位はく奪をめぐる審議に入った。嘆願文は「2人に対しサセックス公爵、同公爵夫人の称号が使われるのは道徳的に誤りで、イースト・サセックス州への侮辱」と手厳しい。

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 だがハリーとメーガンはこれをものとせず、このほど自らの爵位を「サセックス・ロワイヤル」として商標登録しブランド化し、ハリー&メーガングッズ販売やイベント事業に乗り出すと報道された。2人と国民の間に違和感が生まれ始めたのは否めない。

 女王は「対立や違いに対し、小さな一歩が解決の道」と、25日のクリスマスメッセージで国民に呼びかけた。米国・欧州、米・中、欧州諸国の極右勢力台頭などさまざまな対立とともに、英国EU離脱(BREXIT)をめぐる英国内の対立も念頭に置いているとみられる。凸凹道がさらに続きそうな英国と英王室の2020年。新年の数少ない明るい話題のひとつがハリー王子とメーガン妃の第二子誕生をめぐる予想、というのもちょっぴり皮肉に聞こえる。

《カナダで年越し》英メーガン妃はなぜ”炎上プリンセス”になってしまったのか

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