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出会いはパパ活だった! 毒親から逃げ出した20代OLが「1000万円貢がせた“ジジイ”」と結婚するまで

「元パパ」と「パパ活女子」の夫婦対談 #1

2020/01/23

 女性が食事やデートに付き合う対価として、男性から金銭を受け取るのがパパ活。この言葉が誕生する2015年以前からこうした活動に励み、とりわけ金払いのいい「太パパ」だった人気マンガ家と結婚した女性がいる。パパ活という言葉が爆発的に広まる中、今では夫婦となった元「パパ」と「パパ活女子」に、お金ありきの出会いから結婚生活までをあけすけに語ってもらった。(全2回の1回目/後編に続く

パパ氏(44) 成人向け作品で人気のマンガ家。学生時代は体育会系の部活に打ち込み、会社員を経てこの道へ。美咲さんに対して結婚までに貢いだ額は1000万円を超える。

 

美咲さん(30)=仮名 大学時代にキャバクラで働き、就職後、かつての客やネットで知り合った男性などを相手に「パパ活」に励む。中小企業社長から月10万円のお手当を4年間もらっていたことも。2017年にパパ氏と結婚、現在は主婦で2児の母。

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15歳の頃から“お小遣い”をもらっていた

――美咲さんのパパ活の源流は10代の頃にあるそうですね。

美咲 中学2年生だった14歳で携帯をゲットして、15歳の頃には、ネットで知り合った年上の人からお小遣いやほしい物が自然と手に入るようになっていったんです。当時使ってたサイトは「ふみコミュニティ」とか「ハンゲーム」。

パパ ハンゲームはネットのゲームコミュニティだよね。ゲームがいっぱいあって、チャットもできる。

©iStock.com

美咲 そう。そこで知り合った人たちと集まって遊ぼうという話になって、私が「お金持ってない」って言ったら、主催者の20代半ばくらいの男の人が「交通費出してあげる」みたいな感じでお金と、当時好きだったキティちゃんグッズを2000〜3000円分ぐらい買ってくれて「じゃあばいばい」みたいな。

パパ 僕の頃は援助交際もまだ身近な話じゃなかったし、ようやくポケベルが出てきた頃だから、アポをとるのだって一苦労だったな。家の電話、下手したら手紙の時代だから。ミクシィは使わなかった?

美咲 ミクシィは18歳以上しか使えなくて、でも年上の友達の協力で高校生の時にはデビューしてた。

パパ 僕がその頃20代後半。ミクシィくらいは触れたけど、何が面白いのか全然わからなかった。

「たかられてるだけだと思った」

美咲 今のネットに依存する10代と感覚は一緒かな。家がつまらなかった。母がいわゆる毒親で、「あなたはお父さんに似てるから大嫌い」ということばかり言ってくる。父の転勤で転校もあったし、誰かと仲良くなっても人間関係すぐリセットみたいな感じで、他人に対する気持ちが入らない。

パパ 基本的に人のことを信用しないもんね。

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美咲 本当に信用しなかった。24歳になる年にこの人に出会った時も「なんだこのジジイ」みたいな。

パパ 僕も、たかられてるだけだと思った。露骨だったから。出会った当初はパパ活という言葉はなかったけど、今でいうと完全にそうだよね。

美咲 一番の高額出資者だと思う。