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出会いはパパ活だった! 毒親から逃げ出した20代OLが「1000万円貢がせた“ジジイ”」と結婚するまで

「元パパ」と「パパ活女子」の夫婦対談 #1

2020/01/23
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パパ 嘘にかけては天才的というか、基本嘘だらけ。初めて会った時、彼氏いないって言ってたじゃん。

美咲 キャバクラの頃は「彼氏できたことがない」で通したけど、主人には「今はいない」って言ったのかな。

――年齢も嘘をついていた? 

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美咲 そこは平成元年生まれを売りにしてたので。

パパ 虚実入り混じってるからこちらも何が本当かわからなくなっちゃうんですよ。

出会いは「コミケの売り子」のバイトだった

――お二人のなれそめは?

美咲 私のパパ活最盛期だった6年くらい前に、ツイッターで主人がコミケの売り子募集をしていたんだよね。それ以前にも売り子をしたことがあって、4~5時間で1万5000円もらってオタクはちょろいと味をしめて。それでお金がほしくてまた調べたら主人のツイートにヒットして、応募して当日会ったら、キモいオタクじゃなかったんです。これは金づるとして期待できないなとがっかりしていたら、会場に4時間もいなかったのに、色をつけて2万円くれた。打ち上げにも参加させてもらって、私、すごい食べて。

©AFLO

パパ あれは見ていて気持ちよかった。

美咲 二人ともコミケの直後が誕生日だったので、もう1回会おうかという話になり、ラッキーと。

パパ で、カニが好きだというので、ちょっといいところで食おうかとカニ懐石の店に連れて行ったら、実はあんまり高級店は得意じゃないみたいなことを言い出して。

美咲 そのあと二次会で鳥貴族に連れて行って。

パパ 「ここは私がおごります」と言うんです。この子いいなとグッときました。

パパ活しながら彼氏と同棲

――美咲さんの作戦ですよね。しかも当時、美咲さんには彼氏がいて同棲していたんですよね。

美咲 完全に悪いやつですよ。いまだに言われますからね。

©iStock.com

パパ これは一生言ってやろうと思ってる。出会って3カ月くらいして、本人が言い出したんですよ、引っ越してこい、そうしたら彼氏からの乗り換えも考えると。それで僕が月20万円台の新築マンションを借りたら、「きれい、素敵」って毎週末来るようになって。でも平日は別の男の家に帰る。家賃やら色々買わされるお金はどうでもいいんですけど、どちらかに決めてと話したら、じゃあ向こうの家に戻ると。付き合う相手はサラリーマンじゃないと嫌だって言って。

美咲 言いましたね。で、距離をおいた期間は私もパパ活に励んでお金を稼いでた。それまでは遊びに行きたいけど交通費が足りないって言えばポンともらえてたのが、金づるがいなくなってどうしよう。やっぱりOLの給料だけだと精神的にきついって。

パパ ネットで見つけた他の男のところに行くとかやってたんだよな。

美咲 でも私から先に連絡取って再会したんだよね。