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高校時代は私だけずっと「松本さん」でしたから(笑)

――ステージに立って振り切れていたなら学校でも目立って、さぞかしモテたんじゃないですか? ファンもついたりして……。

松本 いやいやいや! まったくなかったです。一切モテないです。高校生だから男子も女子も下の名前で呼び合ったりしているんですけど、私だけずっと「松本さん」でしたから(笑)。特定の女子のグループにも入っていたわけではないし……。マイペースなタイプでした。喋りかけるなオーラを出していると言われ続けていたんです。人見知りが入っていたのかもしれないですね。

 

――だからこそ演劇部で弾けて。

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松本 ステージの上でふざけたことをやって、違う自分を出せて。でも文系で演劇部ですから、すごくインドアな感じですね、私(笑)。

『あまちゃん』ではストーブさんが好きでした

――そんな高校時代に、『あまちゃん』を見てどハマりしたらしいですね。

松本 高校2年生でした。すごいハマって、友達と毎日「今日ここが面白かったよね、あの小ネタとか」みたいな話をしてました。1話がたった15分なのに、泣いて笑って、すごく濃密。最後になるともう嗚咽ですよ(笑)。

――登場人物では誰が好きだったんですか?

松本 誰か選べないくらいみんな魅力的なんですけど……ストーブさんとか好きでした。なんかダメなんだけど応援したくなる。頑張れ、みたいな(笑)。

 

――小池徹平さんが演じてた役ですよね。理想の男性のタイプもストーブさんのような……。

松本 いえ……ちょっと違います(笑)。自分が支えてあげないとダメだなっていうパターンの人ですよね、ストーブさんは。

――どちらかというと頼れる人が好きなタイプ?

松本 一緒にいて楽しくて、尊敬できる。今は年上の方のほうが憧れますね。

――『ひよっこ』の登場人物で言うとどの男性が……。

松本 う〜ん、難しい(笑)。合唱指導の先生は頭でっかちでシンプルにダメだし、おまわりさんも警察官なのにいい人すぎる(笑)。ライン長もああ見えて意外と頼りなさそう。あ、みね子のおじいちゃん、いいですよね。

――古谷一行さんが演じられている。

松本 落ち着いていて、それでいてみんなを見守っている。頼れる感じですよね。あとは和久井映見さんが演じる愛子さん。チャーミングでいいことを言うときはホントにジーンとしちゃうほどステキです。