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2017/06/05

澄子と私が似ているのは、岡田惠和さんのおかげ

――『あまちゃん』がきっかけで本格的に女優への道を?

松本 はい。そこから本格的にやりたいと思うようになって、応募して事務所に入りました。

――そして今ではご自身も朝ドラに出演されている。朝ドラに憧れた女の子が数年後には出演しちゃうというのがすごい話ですね。

松本 ずっと朝ドラに憧れていたので、今回出演させていただいたことはすごく幸せなことですね。『ひよっこ』のオーディションでは脚本の岡田惠和さんもいらっしゃっていて、澄子の役も私にあわせて「あて書き」みたいにして書いてくださっているんです。だから私も澄子に似ているところがあるなあって。岡田さんとは一度だけ会って、ちょっとお芝居を見ていただいただけなんですが、すごいって思います。芝居はそれだけ人が出るものなんだと改めてびっくりしました。

『ひよっこ』では福島出身15歳の青天目澄子役を演じる ©NHK

――『ひよっこ』主演の有村架純さんは憧れの存在とか。

松本 すごく尊敬しています。お会いしてお話をするたびにすごいなあと。まだ24歳で私より4つ年上なだけなのに、どっしりとした力強さ、安心感。本当に尊敬できる憧れの先輩です。同じ事務所の先輩なので、撮影の見学とかにも行かせてもらっていたんですけど、そのときも優しくしてくれて……。誕生日プレゼントをくれたりして、本当に優しい方なんです。

いつか宮藤官九郎さんの作品に出演してみたい

――有村さんとは『ひよっこ』以前にも共演されていますよね。

松本 『いつ恋』(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』)に少しだけ出させていただいて。でも、あのドラマでは絡むことがあまりなくて、ガッツリ一緒にやらせていただいたのは『ひよっこ』が初めてですね。

――アドバイスを貰うことも?

松本 見ているだけで勉強になることがたくさんあるし、すごく頼りになります。自信が持てなくて悩んでいる時に、「みんな澄子のことが大好きだから、大丈夫だよ」と言ってくださったのはとても嬉しかったです。

 

――ちなみに、有村さんは『あまちゃん』にも出ていましたが、その時はどう見ていましたか?

松本 『あまちゃん』のときは完全に役として見ていて、有村さんというよりは春子でした。なので、春子の有村さんと今お会いしている有村さんが同じだということがピンとこなかったり(笑)。だからこそ、そのドラマの世界の中で生きていたんだろうなと改めて思います。すごいなあと。

――きっと、今も『ひよっこ』で澄子を演じる松本さんを見てそう思っている方もいると思いますよ。

松本 どうなんでしょう。そうだとうれしいです(笑)。

――『あまちゃん』以外に大好きで観ていたドラマはありますか?

松本 『ごめんね青春!』も好きでした。

――『あまちゃん』と同じく、宮藤官九郎さんの脚本ですね。

松本 そうなんです。大好きなんです。いつか宮藤さんの作品にも出演できたらいいなあ……って思ってます。


次回は松本さんの「上京物語」をじっくりと伺います。

 

まつもと・ほのか/1997年生まれ。大阪府堺市出身。主な出演作品に映画『青空エール』(16年)、『MATSUMOTO TRIBE』(17年)、主演舞台『ヨミガエラセ屋』(16年)、テレビドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』『ひよっこ』など。

写真=鈴木七絵/文藝春秋 

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