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【オリックス】それでも俺たちは佐藤達也を愛している

文春野球コラム ペナントレース2017

2017/06/19
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再びロードオブメジャーとアンダーシャツ談義で盛り上がろう

 余談だが、我々シンガーが喉を痛めた場合、一番出し辛くなるのが「ファルセット」である。少々喉を痛めても地声(チェストボイス)で話す分にはさほど問題がないように、地声混じりの「ミックスボイス」であればある程度の高音域までは絞り出せるだろう。しかしこれが「ファルセット」だと喉のダメージが致命傷になってしまうのだ。

 また、加齢により劣化しやすいのも「ファルセット」で、この「ファルセット」を多用するシンガーがいかに喉を大切に扱っている事か。そう思えば我々「ミックスボイス」を多用するロックシンガーは喉の酷使に強い為、中継ぎ向きなのかもしれない。

 佐藤達也がいわゆる「速球派」であれば、酷使による疲労や経年による筋力の劣化を大いに心配する必要があるのだろう。「サトタツ完全終了説」も現実味を帯びてくるのかもしれない。しかし大丈夫。佐藤達也は生粋の「剛球派」投手。少々の疲労や経年による筋力の劣化による影響も少ないはずである。きっとまだまだロックな投球を披露してくれる事だろう。その証拠に今シーズンも節々でその剛球を披露してくれている。

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 そう、大丈夫なんだBsファン同志諸君。再びロードオブメジャーの「心絵」と彼のアンダーシャツ談義で盛り上がろうじゃないか!! そして平野MC至極のチェストボイス、佐藤達也コールに酔いしれよう。

「バファローズ! 選手の交代をお知らせします!!」

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※「文春野球コラム ペナントレース2017」実施中。この企画は、12人の執筆者がひいきの球団を担当し、野球コラムで戦うペナントレースです。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイトhttp://bunshun.jp/articles/2978でHITボタンを押してください。

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