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 次は「装備」です。これは少なければ少ないほどいい。たまに飲み物を詰めたクーラーボックスを持参している方がいますが、近隣から車で来られるからこその特権でしょう。羨ましい! ここでは、私が「3点セット」と呼んでいる最小限の装備を紹介しましょう。

夕焼けに映える幻想的な美しさも、また素敵です。©文藝春秋

〇その1 レジャーシート

 これは必需品ですね。主催者側で特大ビニールシートの席を用意してくれていることもありますが、ここは自分たちが使っていますよ~というアピールになります。

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〇その2 クッション

 2時間くらい座っているので、あるととても楽チンです。携帯用のクッションですと、折り畳み傘くらいの大きさに畳めるものが400円~で買えます。折り畳み椅子はNGの場合もありますので、もっぱらクッションにしています。

雨でも開催されることが多いので、対策を。©文藝春秋

〇その3 雨合羽(フード付きポンチョ型)

 会場では傘をさせません。リュックを背負っていても、すっぽりと雨から守ってくれるレインポンチョは大変重宝しました。これも安いものは100円~ですから、是非持って行くことをオススメします。寒い時にはちょっとした防寒具にもなりますしね。また大雨になるとビニールシートや桟敷席がびしょ濡れになります。いくらポンチョをかぶっていても、ムダムダムダ~!なので、濡れたくない方は是非レインウェアのズボンをどうぞ。

福田和代さん。人ごみが苦手だったけれど、今では花火大会が大好きに。

 この3点セットに加え、防水の靴も揃えたら怖い物なしです。花火大会自体、観客席が河原であることが多く、当日は晴れても前日大雨で河川敷の土がぐちゃぐちゃのこともあります。私は防水加工の運動靴を履いていましたが、ものすごく便利でした! いまは長靴もかわいいデザインのものがありますよね。

 そして楽しいからといって、お酒の飲み過ぎにはご注意を。私は帰りに混雑する時間帯をやりすごそうと、ちょっと一杯のつもりが、飲みすぎて終電ギリギリになってしまったことも……。ゴミは大会主催者の指示にあわせ、持ち帰るか、所定の場所に捨てましょう。ゴミが散乱しているとせっかく盛り上がった気持ちがしぼんでしまいますからね。みなさんの花火ライフが、気持ち良く快適になることを祈ってます!

空に咲く恋

福田 和代(著)

文藝春秋
2017年7月7日 発売

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