「率直に丁寧に謝られれば、ここまで批判は拡大しなかった」
「私見ですが、安倍総理が『桜を見る会』の人数が増えたことなどの不適切と思われる点について、率直に丁寧に謝られれば、ここまで批判は拡大しなかったのではないか、と思います。日本人には『水に流す』という感覚があります。それが海外にも通用するかはさておき、誠心誠意謝れば、日本の有権者は理解してくれるのではないでしょうか。周囲の人々が諫言できないのか、大した問題ではないとタカをくくっていたのかは分かりませんが、『本当に申し訳なかった』と誠実に国民の前でおっしゃれば状況は違ったのではないかと思います」
国会では連日のように、「桜を見る会」問題を巡る論戦が繰り広げられている。「ポスト安倍」支持率1位の石破氏による首相への苦言は大きな注目を集めそうだ。
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「安倍総理よ、このままでは日本が滅ぶ」と題した石破氏のインタビューは、「文藝春秋」3月号ならびに「文藝春秋 電子版」に掲載。「桜を見る会」問題のほか、安倍政権を支えるエリート官僚たちの劣化、同じ長期政権だった中曽根政権との違い、石破氏が目指す新たな国家像などについて詳しく語っている。
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安倍総理よ、このままでは日本が滅ぶ
【文藝春秋 目次】芥川賞発表 受賞作全文掲載 古川真人「背高泡立草」/<特集>医療を歪める「ニセ科学」本庶佑ほか/石破茂「安倍総理よ」
2020年3月号
2020年2月7日 発売
特別定価1000円(税込)