新型肺炎対策のため、マスクやアルコール系除菌剤を探している人も多いはず。店頭では売り切れも続いており、なかなか入手できない。
一方で、「ヤフオク!」や「メルカリ」には、マスクの大量出品が続いている。
こうしたフリーマーケット型サービスは、不要品の処分や手に入りづらいものの入手にはプラスであり、日常的に使っている人も多いはず。だが一方で「転売」という行為の温床にもなっている。
果たして「転売」は世の中にプラスなのか? 現在のテクノロジーをベースに考えてみよう。
「出品停止」に向けた取り組みも
2月4日、メルカリは「マスクの取引に関するご協力のお願い」というリリースを出した。理由は、行き過ぎたマスクの転売行為に対する警告が目的だ。
同様に、2月5日にはヤフオク!が、2月6日には楽天参加の「ラクマ」が、マスクの出品について配慮を呼びかけるリリースを出している。ヤフオク!の場合には、マスクに加え、除菌関連製品についても警告している。
メルカリ広報は、「現在、マスクは出品禁止物にはあたらないが、不適切な取引とみなされた場合には削除対応をすることがある」と説明する。ヤフーも同様だ。「現時点において販売禁止等の措置は講じていないが、引き続き状況を注視しながら必要な措置を講じていく」(ヤフー広報)という。