2019年8月10日に66歳で獄中死したジェフリー・エプスタイン元被告。未成年の少女たちに金銭を渡し、性行為の相手をさせていたとして児童買春などの罪で起訴された人物だ。資産家のエプスタインは各界のVIPとも交流を深めていたことから、その死の後も波紋を広げている。
世界を震撼させた性犯罪の温床となったのが、エプスタインが所有するカリブ海の島だった。果たして、そこはどのような場所だったのか。
事件を追ったジュリー・K・ブラウン記者による全米ベストセラー『ジェフリー・エプスタイン 億万長者の顔をした怪物』(訳 依田光江/ハーパーコリンズ・ジャパン、2022年刊行)より、一部を抜粋して紹介する。(全4回の2回目)
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「児童性愛の島」「乱交パーティーの島」
何カ月も前から、私はなんとか時間をつくってセント・トーマス島へ行き、エプスタインの「児童性愛の島」、ときに「乱交パーティーの島」と呼ばれる島を訪れたいと思っていた。
セント・トーマス島の情報源からは、エプスタインが個人で所有するリトル・セント・ジェームズ島での彼のふるまいや、近くにあるより大きなグレート・セント・ジェームズ島を購入したときの資料が送られてきていた。
船かヘリコプターでしか行けない場所
エプスタインの島が性的な人身売買に利用されているのではないかと疑う人は多かった。船かヘリコプターでしか行けない孤立した場所なので、ジュフリーやほかの女性がその島で被害に遭ったと主張する性的虐待を隠れておこなうには絶好の立地なのだ。
